AUDを買う
ここでは、各国の金利に差、つまりスワップ金利に着目します。
今現在はAUDは金利が高く、JPYは金利が最も低いということが知られています。
今現在のFX会社さんの規定によると、ある通貨ペアにおいて、
ここではAUD/JPYにおいて、
Longをして、日本時間の6時くらいに通貨を持っていた場合、
スワップ金利が生じます。
今の金利では、1Lot:+100円程度(逆にShortの場合は−100円程度)
です。
AUD/JPYの場合
DMMは+101円(-101円)
外為.comは+111円(-111円)
外為オンラインは+112(-117円)
楽天FXは+95円(-100円)
など、各FX会社さんによって異なります。またその日の資金需要にも依ります。
そこでこの各社さんのスワップ金利の違いに着目し、
外為オンラインさんでAUD/JPYのLongを行い、
楽天FXさんでAUD/JPYのShortを行うと、
毎日、リスクなく112-100=+12円の利益があります。
100Lotならば、+1200円(1か月で約3万円、1年で40万程度)の差額が受け取ることができます。
一般的に1Lotは10万円くらい持っていれば安心(変動してもロスカットに引っかからない)なので、100Lotならば、1000万円くらいで安心で、利回り4%くらいで、銀行の預金よりも良く、外貨貯金よりも安全で利回りも良いです。
リスクを取る
少しリスクが取れる場合には、次の手法で上記の手法よりも大きな利益を得ることができます。
1.少し多めに購入
10万円で2Lot分、LongとShortを行う。その場合は、計算上8%です。
短期的には大丈夫ですが、年単位では厳しいと思います。
そのため定期的に、LongとShortを行う水準を見直せば、大丈夫です。
2.LongとShortの比を変更
例えば、LongとShortの比を1.5対1にするなども面白い手法です。
この場合、逆の方向に価格が行った場合には損する可能性があります。
外貨預金
ちなみに世間では外貨預金という手段で、外貨を購入することができます。
これはレバレッジ1倍のFX取引と解釈することが可能です。
ちなみに
東京三菱UFJ銀行さんの場合、AUDは1年ものの定期(1年間は出金できない、10万米ドル相当額以上)で3.750%。これに手数料や税金がかかります。
FX取引同様に出金できるもの、つまり普通預金の場合は、0.500%です。
そう考えると、断然上記の手法が有利です。
注意事項
ただしこの方法も未来永劫有効ではありません。
例えばAUDの景気が悪くなり、金利が下がった場合には、
他の通貨に乗り換える必要があります。
また日本の景気が良くなった場合にもそうです。
さらには2011年3月17日のような大変動があった場合には、
スワップ金利の逆転現象やロスカットとなる危険性がありますので、
注意したいところです。